市外局番と市内局番-電話・番号の豆知識

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市外局番と市内局番

市外局番と市内局番は合わせて5ケタに固定されています。

市外局番が例えば1ケタならば市内局番は4ケタとなります(図参考)。


国内プレフィックス市外局番市内局番市外局番の例
××××東京-3、大阪-6
神戸-78
△△×××横浜-45、京都-75
△△△××旭川-166、松本-263
栃木-282、鳥取-857
宮崎-985
△△△△×伊豆大島-4992
硫黄島-9913

(平成19年1月1日現在)


市外局番と市内局番でそれぞれ何ケタづつ使うかは、それぞれの地域の世帯数によって変わります。

世帯数が多い都市ほど、大量の市内局番が必要になるので、市外局番に割り当てる桁数を少なくします。

例えば、東京「3」や大阪「6」のように市外局番を1ケタにし、市内局番に4ケタを割り当てています。

反対に世帯数が少ない地域では、市外局番に割り当てる桁数を多くして、市内局番の桁数を少なくします。

例えば、北海道知内町「1392」のように市外局番に4ケタを使って、市内局番は1ケタです。

市外局番は、下図のように総務省告示で規定されています。

市外局番の1桁目は、北から南にいくにつれて1→9と大きくなっていきます。


マップ

このように、市外局番と市内局番の5ケタを見れば、どこの電話局か場所を特定できるようになっています。

例えば、「3-3914」は東京都八王子局です。

ただし、一つの市内局番に一つの電話局が対応しているわけではありません。

電話局にある電話交換機1台で、10万人の加入者を管理できるので、計算上は、1台の電話交換機に10個以上の市内局番を持てます。

このように、電話交換機を設置している電話局では、複数の市内局番を管轄しています。

市外局番や市内局番と言う時、よく地図上の市区町村と同じと思ってしまいがちですが、市外局番の「市」と、安い市内料金で通話できる市内局番の「市」と、行政区域の「市区町村」とは、それぞれ必ずしも一致しません。

「市内通話」のエリアは、正確には「MA(メッセージエリア)と呼びます。

例えば、神奈川県厚木市と神奈川県海老名市は、行政区域の「市」としては別ですが、どちらも同じMAなので、市内料金で通話できます。

また、この2つの市は市外局番も「046」と共通です。

一方、神奈川県横須賀市は、上記2つの市のように「046」と市外局番は同じですが、2つの市とはMAが違うため、市外通話となります。

こうした市外局番と市内局番のしくみを利用して、その番号の市外局番からおおよその住所を検索することができます。