電話番号の仕組み-電話・番号の豆知識

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電話番号の仕組み

家や会社、お店などで使われているNTTのいわゆる固定電話は、最近では家電など様々な名称で呼ばれますが、「加入電話」という名称が正式な名称です。

加入電話番号は、0+(市外局番+市内局番)+加入者番号

という構成になり、全部で10桁に決まっています。

番号の先頭の「0」は、「市外識別番号」、あるいは「国内プレフィックス」と呼ばれる番号で、市内通話、緊急電話、番号案内などの付加サービス番号ではないことを電話交換機に示す合図のようなものです。

例えば、東京の電話番号に電話をかける際に、初めにダイヤルする「03」を、一般的に市外局番と呼んでいますが、厳密には、「3」が市外局番ということになります。

また、市外局番と市内局番は、合わせて5桁、加入者番号は4桁に固定されています。

加入電話番号の0を除く9桁は、

0+ABCDEFGHJ

(※「I」が元々抜けていますが、これは、数字の1と誤認することを避けるためです)

というようにアルファベットで表記され、ABC・・にはそれぞれ1~9の数字が入ります

このように加入電話番号に用いられるアルファベット表記の仕方は「0ABJ」、または「0AB~J」番号と呼ばれます。

ちなみに、この「ABCDEFGHJ」部分を「全国番号」と呼ばれることもあります。

こうした全国番号のほかにも、下記のようにいろいろな番号があります。

■0A0系・・・携帯番号、PHS、発信者課金ポケットベル等 (例)090、080、070、050、020等

■0AB0系・・・電話会社が提供する高付加電話サービス (例)0120、0990、0180、0570、0170等

■00XY系・・・中継する電話会社を使って電話するときや国際電話をかける際に使います。 (例)0077、0088、001等

■1XY系・・・緊急性、公共性、安全性の観点から重要な時や付加サービスに使います。 (例)104、110、119、177、186、184等